自動車業界でのElectrification(電動化)は、機構部品の電気・電子部品への置き換えと協議の意味で捉えがちです。
実際には、二酸化炭素の排出削減、脱炭素化といったもっと社会的に重要な意味を持ちます。この意味が正しく理解され、電気自動車の台数は年々増加しています。
しかしながら、電気自動車へのシフトを加速するには克服しなければならない課題、例えば、部品の低コスト化、航続距離の延長、充電時間の短縮、充電ステーションの拡充などがあります。
IT業界におけるリーディングカンパニーである、当社親会社でありプロジェクト実行部隊のテックマヒンドラは、狭義の意味でも広義の意味でもElectrificationに長年貢献しております。
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1機電一体
内燃機関やステアリングなどの油圧機構のモーターへの置換が進んでいますが、動力を伝える上でギアやシャフトといった機構部品も欠かすことができません。機械、電気そしてソフトウェアを組み合わせたシステム化とその技術が重要となります。
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2小型・軽量・高性能化
小型化・軽量化が進む中、相反する要求である高性能化も求められています。高電圧化や新材料を使用することで、これらの要求を満たしてきましたが、これまで以上の発熱に対する対策技術が必要です。
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3機能統合
電動化の初期段階では例えばインバーター、モーター、ギアが個々の製品として開発されていましたが、e-Axleに代表されるようにそれらが統合化されつつあります。
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4航続距離の延長
電気自動車の航続距離は伸びてきていますが、その背景には電池容量の拡大、バッテリーの電力密度の向上などがあります。また、バッテリーを最適に使用する為の制御も欠かせません。
e-Axle, EPSなど車の電動化に必要な製品群で幅広く開発を支援しています。また、テックマヒンドラが開発したBMS (Battery Management System)は車の航続距離延長に貢献しています。
機構、回路、ソフトウェア設計とシステム化を、コンセプトデザインから評価、量産用BOMの作成まで一気通貫でサポートいたします。
テックマヒンドラではEVプラットフォームを保有しており年々進化しています。このプラットフォームにお客様の固有技術を加えることにより、独創的かつ競争力のある製品を素早く市場に投入することができます。
モーター、インバータ、ギアをワンパッケージに集約し、ラインナップ化により幅広い出力範囲の開発に対応いたします。
機構、電気、ソフトウェア設計に加え、システムレベルの制御アルゴリズムの開発などの経験がございます。
最高性能を引き出すために、それぞれのセルを個別に制御しています。SoC, SoHなどの計測が可能です。
テックマヒンドラ独自のe-Axle、BMSなどを統合したEVプラットフォームの第2世代品と第3世代品のコンセプトの提供が可能です。
テックマヒンドラのワールドワイドなIT専門知識を活用し、EV充電管理ソリューションをお届けします。スマートチャージング、課金・支払いなども統合したサポートが可能です。
電動化に必要なその他の製品に関しても当社の専門知識とノウハウをお届けします。例として、DC/DCコンバータ、車載充電器、電動パーキングブレーキなどがございます。