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海外複数拠点でのグローバル走行テスト(FOT)の実施【日本・OEM様】

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SCTMエンジニアリング - 取組事例 - 海外複数拠点でのグローバル走行試験(FOT)の実施【日本・OEM様】

当社の自動運転/ADAS開発における「グローバル走行テスト(FOT)」の取組事例をご紹介します。

日本 OEM様

スコープ 海外3地域での走行試験(FOT)によるデータ収集の実施
取組体制 グローバル統括ブリッジエンジニア(於日本)と海外3地域の各現地チーム
(走行管理、走行ドライバー、データ搬送担当など)
期間 1年
成果物 ■ 走行計画(ルートプラン)
■ データ収集装置(カメラ、レーダ、CAN、GPS他)による自動収集データ
■ 同乗協働ドライバーによるお客様ツールでの手動収集ログデータ
■ 走行実績(日報、週報)

業界の背景

グローバル展開する車両の自動運転向け開発においては、海外の対象地域での走行データ収集および実地試験が必須となります。このとき、各地での所望の条件を満たす効率の良いルートを選定し、法令・規制を順守して、安全にデータ収集および走行試験を行わなければなりません。
法令や道路状況は随時変わるために、現地人材のサポートと正確にタイムリーな情報を取得、理解することが鍵となります。

また、開発中の装置であることから、故障やソフトウェアのアップデートにもタイムリーに対応できる体制を整える必要があります。

お客様の課題

日本国内で先行して実施している走行試験を、窓口は日本国内1カ所として複数海外地域でも実施

  • 試験条件のコンセプトをもとにした、現地交通事情に合わせた効率的なルートプラン
  • 安全、法令重視の実走行と人材手配
  • 確実なデータの収集とデータの安全な配送
  • 適宜、突発的な故障やシステムのアップデートへの対応

当社ソリューション

海外3ヵ国の拠点における走行試験実施の経験から、現地パートナー(ドライバー、エンジニア)を活用して各地での走行試験を実施

  • 現地スタッフによる効率の良い走行計画・ルートプランの提案
  • 日本国内で先行している走行試験の実施要綱と、車両・装置の取り扱い説明書に基づき、各国語のマニュアルを作成
  • 海外各地の担当者へのトレーニングを当社で実施し、お客様にワンストップの窓口を提供
  • 日報、週次の定例会による軌道修正を含めた、柔軟かつ適確な走行計画策定と実行、および各国間での共通事項の同期
  • サプライヤ様の現地拠点と連携した故障対策、ソフトウェアアップデート(お客様の全体指示をもとに弊社にて調整)
  • 各地の個人情報保護法に準拠したデータの取り扱いと搬送
  • 走行中の事故発生時の緊急連絡、事故後の処理対応

成果物

海外3地域における走行収集データ

  • ルートプランを含む週次の走行計画書
  • 車両に搭載した装置による自動収集データ(カメラ、レーダ、CAN等)
  • 同乗の協働ドライバーによる手動収集データ(お客様ツールによるロギング)
  • 走行実績(日報、週報)

お客様のベネフィット

  • 当社単一窓口への指示のみで、複数海外拠点での走行試験を同期して実施
  • 装置故障、事故などの現地トラブルへの対応も委託することで工数を最適化
  • 現地スタッフによる法令・規制の変更へのタイムリーな対応により、コロナ禍のような渡航制限や対応リソース不足下でもルート変更など柔軟に対応
  • 各国における現地法令や規制(例えば道路交通法、個人情報保護法など)への適格な遵守
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